第8回中国高校生日本語スピーチコンテストが北京で開催されました。
「人間、環境と資源」をテーマとした今回のスピーチコンテストは、中日青年交流センターが主催し、日本の朝日大学と明海大学が協賛したものです。中国十数校から選ばれた12人の選手が決勝大会に進出しました。
中国青年連合会の副秘書長で、中日青年交流センター主任であるトウ亜軍氏は「今回のスピーチコンテストは中日文化交流を進めるために大きな役割を果たした」とコメントを寄せ、阿南中国駐在日本大使も「日本語を勉強する中国の若者達が中日友好の架け橋になることを期待している」と、メッセージを送りました。
今回のスピーチコンテストでは「父が再び絵筆を持つように」をテーマにスピーチした上海外国語学校の高校生・王キ淵さんが優勝しました。
日本大使館の及川淳子さんは今回のスピーチコンテストについて「参加した高校生の日本語レベルがこれほど高いとは思わなかった。今回のテーマは人間、環境と資源で、環境問題は中国や日本だけにかかわらず、私達の共通の問題だ。高校生達は自分の身近なことから、この難しい問題について深く考えており、とても印象に残った。今回のスピーチコンテストは中日交流にとって大きな貢献をしたと思う」と語りました。
中国高校生日本語スピーチコンテストは1998年に始まって以来、今年で8回目の開催となりました。毎年3月から各地で予選を行い、5月末に決勝大会を行うことになっています。
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