日本の愛知万博で19日、中国館の日(ナショナルデー)の記念行事が催され、呉儀副総理、中川昭一経済産業相らが開幕式のスピーチを行った。
呉副総理はスピーチの中で、中国館の建設に支援と協力を提供した日本の関係各方面や博覧会事務局(BIE)に謝意を表明した。また、中国館のテーマ「自然、都市、調和??生活の芸術」について触れ、「人類の生存と、発展する生活様式に対する中国人民の考えや探求を体現したもの」と説明。「中国政府は人と自然が調和的に共生する社会の構築に尽力している。中国館は引き続き多彩な展示と活動を通して、中国の伝統文化と現代文明の融合と発展を、日本や世界各地の友人に示していく。新しい生活を創造する中国の人民の智恵・情熱を感じてもらいたい」と述べた。
呉副総理は、「愛知万博は時代の動きをしっかり捉えている。『愛・地球』と命名し、『自然の叡智』をテーマに、設計・着工から組織運営にいたるまで、すべてのプロセスに地球や大自然への思いやりを反映している。この中から、日本の人々の智恵や創造力を改めて感じた」と述べた。その上で、「万博開催における日本の進んだ理念と経験は、上海万博成功への参考となると信じる」と語り、2010年上海万博への来場を各国の人々に呼びかけた。
中川経産相は日本政府を代表し、呉副総理の出席を熱烈に歓迎した。中川経産相は、愛知万博には日中の政府や国民の支持が必要だとした上で、中国館が幅広い注目と歓迎を受け、多数の来場者を集め、万博に彩りを添えていると説明した。さらに、愛知万博と上海万博のテーマが密接に関連していることに触れ、中国側との協力により、万博のバトンをスムーズに渡したいと伝えた。(編集NA)
写真(上):中日両国の国旗を手に、「中国館の日」の開幕を祝う若者たち=愛知万博EXPOドームで
写真(中):開幕式でスピーチする中川経産相
写真(下):「中国館の日」を祝ってスピーチする呉副総理
「人民網日本語版」
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