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日本はなぜ罪悪感を持たないか(1)
   2005-05-19 18:29:35    cri
 5月9日にモスクワで行われた大祖国防衛戦争勝利60周年を記念するイベントでは、各国の指導者が、観閲台の下を通って、無名戦士の墓にゆっくりと向かう時、日本の小泉首相は急にスピードを出して列の先端に出て、アメリカのブッシュ大統領の肩を叩いたり、ジョークを言ったりして、まるで宴会でも行くようでした。一方、2人の後ろを歩いているドイツのシュレーダー首相は端正で厳粛な表情をしています。

 いかなる場合で、数千万人の命を奪った第二次世界大戦に触れるたびに、ドイツのシュレーダー首相は罪悪感を感じています。しかし、同じ第二次世界大戦の枢軸国であった日本の指導者は、あっさりと言ったり、さもなければ、とっくに謝罪したと弁解したりしました。

 小泉首相がモスクワの無名戦士の墓の前で現した気楽な姿勢は、日本は罪悪感がないと改めて世界に示しているようです。従って、小泉首相とその閣僚は8月にまた平然と靖国神社を参拝し、しかも、その表情は小泉首相がモスクワにいた時のような気楽さはなく、端正で厳粛になることが予想できます。なぜなら、それは日本自国の亡霊を参拝するからです。

 日本はなぜ、真摯に謝罪しようとしないのでしょう。それには様々な解説があります。例えば、日本の軍隊は、他人の命を虫のように扱っているといえば、一部の人類学の学者は、それは日本人が死に対する観念が異なるからで、彼らは自らに対してもこのように残酷だといいます。しかし、自らに刀を突き刺すことが好きだということは、他人に対しても刀を突き刺すことの理由になるのでしょうか。また、日本人が謝罪しようとしないのは、自尊心が強すぎるからだという人もいますが、女性を強姦した人は、自尊心のため強姦をぜんぜん認めないでもいいのでしょうか。

 謝罪を要求するには、相手が罪悪感を持つことが前提です。本人が罪の意識がないと、謝罪の要求をうるさいと思うでしょう。歴史の反省を呼びかける声が高まるに対し、日本は漠然としているその深い原因は、自らの罪悪を一切感じていないことにあります。この結論は多くのことによって立証されています。例えば、日本のある歴史学者は1998年、ハーバード大学で「幻の南京大虐殺」をテーマに講演しました。また、日本の一部の歴史教科書は「侵略」を「進出」と表現しています。さらに、もっとレベルの高い日本の歴史学者は「日本が当時東アジアや東南アジアを侵略するのは西側の殖民主義者を追い払うためで、日本は『アジアの解放者』で、罪がないばかりか、功労があるのだ」とみています。歴史研究がこれほど行き届いたのは、まるで歴史の創造のようです。(中国社会科学院外国文学研究所)

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