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中日環境保全センター
   2005-05-18 15:59:28    cri

 今日はJICA・国際協力機構の日本専門家チームが砂漠化防止対策などの具体的な技術支援にあたる北京の中日友好環境保全センターについてご紹介します。

 中日友好環境保全センターは、国家環境保護総局に所属する総合研究・管理執行機関で、国際環境技術協力と国際交流を行う窓口です。日本政府が無償資金協力で105億円、中国政府が6630万元を投入して建設された国家重点環境保全プロジェクトで、1996年5月5日に開所しました。

 センター本部は、北四環路安慧橋の東2kmほどの場所にあり、首都国際空港から23km離れています。このセンターには最新の環境分析測定計器や、環境情報収集処理用のコンピューターシステム、実験用の装置などさまざまな研究用機材が3000台余り配備されています。

 中日環境保全センターは、日本国際協力機構(JICA)より技術協力を受けています。JICAは、環境省、経済産業省及び地方自治体等の協力の下に、「技術協力プロジェクト」としてその環境協力を行っているわけです。第一期目の協力(プロジェクトフェーズ?)は、1992年から1995年までの3年間、第二期目(プロジェクトフェーズ?)は、1996年センターの開所をきかっけに始まり、2001年までの5年間で実施されてきました。その間に、公害防止技術や、人材養成研修、環境情報の整備、環境政策研究、開放実験室等に関わる基礎的実力を養成するための協力を行いました。

 そして、2002年より、日本との間で専門家の派遣、中国側からの訪日研修生の派遣、日本からの機材提供で構成されるプロジェクトフェーズ?が実施されていて、現在は協力の第3段階として、12のサブテーマで協力を進めています。その目的は、センターが中国の環境保全での重要な課題の解決に向けて、指導的な役割を果たし、その成果を中国全土に展開することにより、中国各地の環境問題の改善に寄与するためだということです。このほか、中日の協力を絶えず強化すると同時に、他の国や地域、国際機構とも幅広い連携を保ち、中国APEC環境保全センターを構成する主な機構としていろいろな交流と協力を行っています。

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