中国の薄熙来商務相は18日、北京を訪問中のアメリカ商会のトマス・ドノフエ会長と会い、「アメリカ政府はこのほど、三種類の中国の繊維製品に対するセーフガードを発動したが、これは、アメリカが自ら提唱する自由貿易の精神に背くもので、賢明なやり方ではなく、中国側はこれに断固反対する」と表明しました。
薄熙来商務相は「中米両国の繊維製品貿易は双方の共同の利益に合致する。アメリカの輸入会社や小売業者、消費者はいずれも中国からの輸入品によって大きな利益を獲得している。しかも、中国の繊維製品輸出のうち、半分以上は中国に投資した外資系企業が輸出したものだ」と強調しました。
薄熙来商務相は、「中米双方は、協議と協力を強め、双方の経済貿易関係で現れた問題を適切に処理すべきである。中米両国の貿易に対して大局に着眼し、小さいことで大きな利益を失うべきでない」と表明しました。
|