新疆は中国の北西部にあります。かつてはシルクロードの通り道で、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間はクイズを交えながら、今日の新疆の様子をご紹介します。番組の始めと終わりに、クイズを出しますので、よくお聴きください。

　1987年から国内外のステージで活躍する新疆出身のファッションモデルが多くなってきました。岳梅、ラナ、アニワルジャンなど多くの優秀なモデルが内外のモデルコンクールで頭角を現し、新疆はすでに中国のモデル業界において最も影響力を持つ省の一つになっています。

　新疆モデル業は1987年に発足したもので、新疆ウィグル自治区の初代モデルで、新疆モデル協会のセツ鳳玲会長は当時のことを紹介しました。

　「中国では当時、モデルという概念はまったくなかった。世界先進レベルと中国もモデル業のレベルの格差が大学と小学校との格差だとすれば、新疆はまだ幼稚園のレベルにとどまっていた」と述べました。

　新疆ウィグル自治区では1993年から毎年、大規模のモデルコンクールが開催されています。特に、岳梅さんは1998年新シルクロード世界モデルコンクールの中国地区コンクールで優勝しました。また、劉虎先さんは1999年中国メンズモデルコンクールで3位に入賞しました。その後、新疆のモデルは国内のステージで活躍し始めました。

　2001年ウィグル族出身のルナさんはモデルは中国モデルテレビコンクールで二位を獲得しました。これについて、新疆モデル協会のセツ鳳玲会長は「ますます多くの少数民族のモデルが国内外のステージで活躍するようになっている。昔、少数民族女性は出かける時にスカーフを付けなければならなかった。今、彼女達にとって大事なことはファッションで衣服の美しさを引き出すだけでなく、より多くの人々に新疆を知ってもらうことだ」と述べました。

　せつ会長はまた「新疆モデルの質をさらに高めなければならない」とした上で、「新疆のモデルはウィグル族が多く、容貌や体型がヨーロッパ人に近い。しかし、わが新疆モデルはファッションへの意識が乏しい、そうした意識を高めてこそ、競争が激しい国内外のステージで優位性を保つことができると思う」と述べました。