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四川はジャイアント・パンダが生息する主な地域です。1869年、フランスの伝道師が四川の雅安宝興県で初めてパンダを発見し、世界初のパンダ標本を作りました。その標本がパリで展示されたことによって、国際生物学会の注目を集めました。
初めてパンダが発見された場所、雅安は四川のパンダ生息地の中心部にあります。四川のパンダの生息地は大渡河と岷山の間、成都平原と青海チベット高原の間にあるゴンライ(邛(工に耳へん)崍(山へんに来))山脈にあります。その地域は南北180キロ、東西40キロから70キロ、中心部の面積は5370平方キロに及んでいます。新たにユネスコの世界自然遺産リストに登録されたパンダ生息地の面積は9245平方キロで、ゴンライ(邛(工に耳へん)崍(山へんに来))山脈に属する臥龍、四姑娘山と夾金山が含まれています。今、そこに世界の30%の野生パンダが生息していて、世界最大でしかも整備されたパンダの生息地となっています。
臥龍自然保護区は阿バ(土扁に覇)州ウェン(さんずいに文)川県にあり、成都から120キロ、都江堰まで50キロしか離れていません。臥龍は青海チベット高原が四川盆地へ変わる境目にある峡谷にあり、5000メートル以上の山が101ヵ所あり、最高峰の四姑娘山の標高は6250メートルもあります。臥龍の地勢は高く、湿度が高いため、パンダが好んで食べる植物、竹の成長に適しているので、パンダにとってかけがえの無い生息と繁殖の場所です。そのうち、核桃坪にあるパンダ飼育繁殖場と世界唯一のパンダ研究センターには六つの実験室があり、パンダを観察し、理解するには絶好の場所です。
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