内モンゴルは中国の北部に位置し、総面積は１１８．３万平方キロメートル、その内、草原面積は８７万平方キロメートル。人口は２２８４万、中にモンゴル族は３７０万、その他に漢族、ダウル族、オロンシュン族など４９の民族が暮らしている。

　気候は西北特有の大陸性気候で、夏でも涼しい。そのため、内モンゴルは夏がベストシーズンと言える。全区は海抜１０００ｍ以下の内モンゴル高原があり、果てしない大草原の総面積は８７万平方キロメートル、その中に利用できる草場面積は６８．７万平方キロメートル、中国草場総面積の四分の一を占め、一番大きい草原である。

　内モンゴルの森林資源も豊富であるが、分布は非常に不均衡のだ。ほとんどは東北部の大興安嶺の北に集中している。西に行けば行くほど、緑が少なくなる。一番西のところはゴビ砂漠地域である。

　１９５７年建てられたアジア最大の競馬場は区都のフフホトにあり、毎年の７月に開かれるモンゴル最大の祭りナーダムのときには、数十万の人々がここを訪れ、モンゴル相撲や競馬を見学する。

　内モンゴルには、希拉穆仁、輝騰錫勒、格根塔拉などのような大草原の旅は多くの観光客によく知られているが、その他に、魅力満載のところがまだたくさんある。

　例えば、フフホトから西部へ四輪駆動車にて、ゴビ砂漠を走り、明代の万里の長城を越え、モンゴル族の住む町──額済納旗に着く。幻の黒水城（カラホト）、ゴビ砂漠に残る西夏時代の仏塔、唐代の遺跡──大同城、匈奴との前線基地──甲渠候官遺跡などの見学は後悔にはならない。

　駱駝に揺られ、有名な巴丹吉林大砂漠へ、絵のような沙山、奇妙なオアシス、ロマンチックな砂漠体験は魅力的だろう。「人民網日本語版」