ここ最近、北京を初め、上海、広州、香港などで流行っているレストランがあります。家庭的な料理を、シェフお任せで出すレストランです。中国語の「私家菜」とは「家庭的な料理」という意味になります。
清朝時代にも私家菜に似た、皇帝がお抱えシェフに毎回お任せ料理を作らせていたという話もあります。
私家菜を出すレストランは店内がとてもこじんまりしており、シェフの数も1、2名というレストランでは少数のお客さんに心温まる家庭的な料理を提供したいということで、最近、国内外のお客さんから注目されています。
北京にある北海公園の北側にある後海、そこから歩いて数分の羊房胡同の中にある中国宮廷家庭料理を出すレストラン「レイ家菜」は国内で注目を集めているレストランです。
オーナーの祖父は西太後の食事を管理する官僚だったそうです。レストランではその当時のレシピをもとに料理を出しています。また、料理には一切味の素などの化学調味料を使ないことから、身体にも優しいのです。
料理は全てシェフお任せの200元から2000元までのコースとなっています。200元のコースは、10品の前菜と8品のお料理それに、主食とスープとフルーツがついています。
炒麻豆腐という前菜は、緑豆の搾りかすを発酵させ炒ったものなので、緑豆のこうばしい風味がとても美味しいです。
胡同の中にあるので、初めて訪れる方にはわかりやすいかもしれませんが、羊房胡同11号と書かれた看板を目印にしてください。そこがお店の入り口となります。お店の名前が書かれた看板はありませんので注意してください。
旧い四合院を改築してお店にしており、席に限りがあります。是非、早めに予約を入れてるようにしてください。
「レイ家菜」
北京市西城区徳内大街羊房胡同11号
電話:010-6618-0107
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