北京にはざっと数えただけでも、30軒ほどのデパートがあります。
2004年10月には、北京の西三環路と西四環路の間に、アジア最大規模のデパート、「金源新燕莎商城」が出来、話題を呼びました。
地上6階、地下2階のフロアには400を超えるお店が集まった巨大なショッピングモールとなっています。1階には中国茶や中国の伝統的なお菓子が売っている茶館があったり、2階には日本人がプロデュースしているシュークリームを専門に売るお店が入っていたり、かと思えばブランドの靴や服が売っていたり・・・バラエティーに富んでいます。
王府井にある東方広場の中の「東方新天地」も規模の大きなデパートの一つです。東方広場の1階と地下1階に位置し、12万平方メートルの敷地内に約230軒もの店があります。「東方新天地」は、都市新天地などの名前がついた5つのデパートが集まったものでそれぞれテーマが違い、目的にあった場所で買い物ができます。また、地下には映画館もあり、話題の中国映画、アメリカ映画が上映されています。
地下鉄王府井駅から直接その「東方新天地」に行けるのがとても便利で、一日平均して10万人の客が訪れるといいますから、人気ぶりが伺えます。
「東方新天地」がある王府井は、東京の銀座と言われるくらいデパートが多く、長安街から北に延びた通りは歩行者天国ですので、平日でも休日でも人でごった返しています。
その王府井に負けないくらいデパートが多い場所に、西単があります。
王府井にあるデパートのほとんどが家族向けとすれば、西単にあるデパートの大半が若者向けといえるかもしれません。
そんな西単にちかじか北京109百貨というデパートができるそうです。西単大街109号にある「西西友誼商城」が名前を変えての営業となるそうで、名前を変えるだけでなく、店内の内装から売り出される商品、客のターゲットもがらりと変えるそうです。ターゲットは若者、そして販売する商品は、日本や台湾、香港、韓国で流行っている服やアクセサリー、かばん、靴などおしゃれに関するグッズを取り揃えるそうです。2005年5月上旬にはオープン予定とのことですから、若者の間で期待されています。
また、北京の多くのデパートでは営業時間を夜の9時や9時半までとしていますので、仕事帰りでもゆっくりと買い物ができます。
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