1 音の成り立ち
皆さんがこれから学ぶ普通話と称される中国の共通語には、6つの基本的な母音と21の子音とがあり、これらが互いに組み合わさって400あまりの音節を形づくっています。
さらに、それぞれの音節には声調と呼ばれる高低や上げ下げの抑揚がついており、これによって意味を区別しています。共通語には4つの声調があり、これを四声と言います。
【四声】
第1声:高く平に伸ばす。
第2声:中ぐらいの高さから尻上がりに上げる。
第3声:低く抑える。単独で発音する場合は最後を上げる。
第4声:高い所から一気に下げる。
【ピンイン】
中国語の文章は漢字で書き表されますが、その読み方を示すものとして、英語のアルファベットを利用した""(ピンイン)を使っています。このと声調符号を付けることによって、正しい発音を学ぶことが出来ます。
2 基本母音
母音は単独,或いは子音と組み合わさって、音節を形成します。
a o e i u
a:日本語のアより口を大きく開いて、明るいアを出すようにする。
o:日本語のオより唇を丸く突き出すように発音する。
e:日本語のエの口の形をして、喉の奥からオを発音する。
i:日本語のイよりも唇を左右に大きく引いて発音する。
u:日本語のウよりも唇を丸く突き出して発音する。
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