北京は一週間ぐらい続いた高温が、(1)週末の雨でやっと涼しくなりました。
皆さんの所はいかがでしょうか。
さて、中国全国大学統一試験の(2)採点が終わり、(3)合格ラインが公表されました。(4)満点は750点で、全国有名大学の理科系と文科系の合格ラインは、480点前後、一般大学は440点前後でした。北京の理科系と文科系で(5)トップを取ったのは、3人の女子学生でした。理科系トップは2人で、いずれも687点、文科系の1人は641点で、重点大学の合格ラインを200点超えています。去年まで、北京のトップを取った生徒は殆ど男子だったようですが、今年は男子が1人もいませんでした。数学で満点を取った男子がいましたが。毎年大学入試の成績が社会の話題になっていますが、今年の現象は特に話題を呼んでいるようです。(6)「陰(女性)が盛り、陽(男性)が衰える」という時代が本格的に到来したのでは、と、周りの人は感心しています。これから男の教育は、もう昔のように、弱い立場の女性に優しい、譲ってあげるなどのような、(7)ヒューマニズムの(8)男らしさはもう(9)時代遅れになったのでしょうか、男性と同等の力をつけた女性の時代になり、私も含めて、男の子を持っているスタッフは、子供の教育について、どうするべきかを話し合っています。
今の、勉強では中学校までは女子の成績が良く、(10)高校になると男子が自然に実力を発揮して、大学試験の時になると、さらに男子はもう絶対的な有利な立場になると、社会全体は思っていました。そして、事実も確かにそうでした。これまでは大学では男子学生が多く、その差はここ数年少しずつ(11)縮まっています。しかし、研究者の調査によりますと、ここ数年、北京大学など(12)トップクラスの大学に合格した全国各省からの(13)エリート学生の中には、女子の数が年々増える傾向が強く、今は半数を超えているとのことです。
社会的に安定し、伝統的な束縛の少ない平和時代の今、女子は男子同様(14)のびのびと成長できる環境の中で、女子の学習能力は男子と同じだと言えるかもしれませんね。10年、20年後、世界的に、管理職になるのは圧倒的に女性かもしれませんね。
男子は、大人になったら能力が女子より優れているという伝統的な考えは(15)崩れるかもしれません。伝統的な考えと近代的な(16)狭間の40代の親たちにとっても、子供の教育を(17)考えなおすことが強いられています。これまでの常識を覆す「陰が強く、陽が弱い」時代における男性の生き方、(18)心構えなどを今から子供に教えておく必要があるようです。
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