猛暑の季節を中国では(1)「伏天」と言っています。皆さんの所の暑さはどんな様子でしょうか。暑中見舞いを申し上げます。
さて、北京はこの二三日、気温が32度を超える上、湿度が高く、(2)視界が悪く、蒸し暑さを強く感じます。座っているだけでも汗が止まらないため、このような暑さのことを、サウナに喩えて(3)「サウナ天気」と言っています。
このようなサウナ天気はもう三日間ぐらい続いているためか、北京市内の電気の使用量が急激に上昇しています。工業用はもちろん、スーパーや家庭での使用量もかなり多くなっているようです。5年間中国へいらっしゃらなかった方にとっては、信じられないほどですが、デパートやスーパーでは(4)クーラーが精一杯きかせてあり、家庭でもかなり普及しました。
この他、(5)家電も多く増えています。テレビ、冷蔵庫、(6)全自動洗濯機、(7)炊飯器はもちろん、お風呂や台所などの(8)お湯沸かし器、(9)パソコン、DVDなど、電気がなければ使用できない器具がどんどん増えました。今年の高温で、北京の(10)ピーク時の一時間の電力使用量が1075万(11)キロワットに達する(12)見込みだそうです。これでは、電気の供給不足が深刻になるので、政府は(13)節電を呼びかけています。最近、大手鋼鉄メーカー首都鉄鋼コンス、中国の(14)シリコンバレーと言われている(15)中関村にある企業を含めた400社あまりの企業は電気の供給が制限されています。それ他、およそ4500社の企業に対しては、異常気温による(16)従業員の一週間の交替休暇が強行されています。この効果とあわせて1時間あたり50万キロワットが(17)節約できるそうです。放送局も、節電に乗り出し、スタジオにあるエアコンを26度以下にしないようにスタッフたちが心がけています。また、廊下の電気も不必要なところは点灯しないようになっています。
異常気温と節電、節水は、今年夏の中国の(18)「キーワード」かもしれません。
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