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苦瓜、緑豆湯、酸梅湯
   2006-04-24 10:46:47    cri

 都市部での暑さをしのぐため、北京近くにある(1)避暑地、北戴河や承徳などへ出かける人が増えています。皆さんは、避暑のためどんな(2)計画を立てていらっしゃるでしょうか。

 さて、湿気が高くなると蒸し暑くなり、晴れると日差しが強くなるという真夏です。体が(3)順応しなくて、体調を壊しやすくなっています。(4)夏ばてになったり、(5)夏風邪を引いたりしてしまう人も増えていますね。これらの被害をいくらか減らすため、中国では食材を生かして対応しています。

 野菜類では、夏しか店頭に並ばない(6)苦瓜、ゴーヤがあります。北京の家庭料理として、(7)お惣菜にしたり、(8)辛い唐辛子と炒めたりしています。私はこの間外食で、ゴーヤを使った上海料理を食べたことがあります。ゴーヤ、(9)長芋、チキンなどを煮込んだスープでした。油気がなく、あっさりした味でおいしかったです。苦いものを食べることで、暑さで(10)のぼせることを調節してくれます。毎日摂るわけではないですが、夏対策としてよく食べる苦瓜料理です。

 飲み物としては、伝統的なものは梅製品です。すっぱい梅のスープは(11)「酸梅湯」と言います。少し甘みがあって酸っぱい清涼飲料です。昔生の梅からスープを取って、(12)サンザシの汁や木犀で味をつけてできたのですが、それを守っているのは老舗の店だけのようで、あまり見かけなくなっています。多くは梅、木犀などを素材にして、乾燥させたものが利用されています。中国語では(13)「酸梅晶」と言っています。「酸梅晶」をお湯で溶かして冷蔵庫で(14)冷やしておきます。色はコーヒーのような褐色で、甘酸っぱく冷えているし、飲むと暑さを忘れさせてくれます。スタッフたちの間でも夏に入ってから、1リットルぐらいの容器に入れて飲んでいます。レストランなどでもこれをお茶などと一緒にメニューに並べています。

 このほかに、最も家庭的なものは(15)緑豆で煮込んだスープです。豆は緑色していますが、スープにすると濃い赤色に変わります。家庭だけではなく、会社の食堂、レストランなどで野菜スープ代わりに必ず置いてあるものです。北京で多くの工事現場の労働者が真夏の対策としてこのスープをよく飲むようです。さらに、今回の6カ国協議の会場の(16)ティーブレ?クでも、値段的に安いこのスープは、コーヒー、(17)ミネラルウォーター、お茶などと並べられ、参加者に最も受けていたメニューだそうです。

 このほかに漢方もあり、ミソ科の多年草である(18)カワミドリが使われており、解熱によく効くことで、猛暑に多くの家庭で備えられている漢方薬となっています。

 このように、身の回りには高温をしのぐものは、いろいろあるおかげで、私のように料理の下手な家庭でも、便利で利用してありがたいです。この季節になると、息子はコーラーなどの飲み物より「酸梅湯」が気に入っているので助かっています。

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