日一日と昼間が短くなっていきます。日没時間も6時ごろになりました。皆さんの所はいかがでしょうか。
さて、秋の(1)旬の果物が店先を賑わしています。北京市内の旬の果物としては(2)棗です。最近棗の木の下を通るとよく落ちた棗が見えるが、私は、いつも思わず頭を上げて棗を確認してしまいます。木の下で棗を一生懸命見つける若者同士もいて、(3)甘いかなというささやきが聞こえます。
棗の木だが、北京でとりわけ壁に囲まれた四角い庭、(4)「四合院」や(5)キャンパスなどで、よく植えられています。
話によりますと、棗の木が好まれるわけは、その名前にあるそうです。棗は中国語では「棗」と発音し、早起きするの(6)「早い」の発音と同じからだそうです。庭にこの木を植えて、家族繁栄のため、(7)怠けることなく、毎日(8)早起きするようという、願いが込められていることです。棗の木は、あたかも「勤勉で朝早くから働きなさい」という教訓を含んでいるようです。このような願いが込められた木も存在があるからこそ、町の(9)彩りも豊かに感じられますね。この意味から、多くの人々が古い町に(10)惹かれている原因の一つかもしれまねせん。
また、棗は日常生活で、いろいろなところに用いられています。今頃では、生で食べられるが、干した棗は食材としてよく使われています。お米と一緒におかゆにしたり、(11)饅頭の上に乗せて蒸して食べたりしています。それから、お菓子などのつぶし餡としても使われています。もちろん(12)種は取り除きます。中で最も親しまれているのは、もち米と一緒に作った粽です。このほか、多くの(13)漢方薬にも、生かされています。私が小さいとき、「健康のため、棗を多めに食べたほうがいい」と、母はよく言って、棗を載せた饅頭をよく作ってくれました。今は、自分であまり饅頭を作らなくなったのだが、(14)蜂蜜漬けの棗のスナックを多く取っています。また、10月ごろに入ると、今年収穫した棗を乾燥させ、1パック500グラムのものが出回るようになります。これは多くの家庭の(15)冬越しの食材になっています。皆さん、いかがですか。健康のために棗を召し上がってください。
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