この季節、市場では、白菜や長ネギなどが山のように積まれ販売されています。皆さんも、冬を越す準備を進めていらっしゃるでしょうか。
ところで、(1)24節気の中で冬の始まりを意味する(2)立冬は、今年の11月7日でした。この日、北京では餃子を食べる(3)慣わしがあります。なぜ餃子を食べるのかと言うと、民間の(4)言い伝えでは、餃子が耳の形をしていることから、真冬に耳が(5)凍えて落ちるのを防ぐのだそうです。その日の夕食、我が家は、スーパーで買ってきた(6)韮ギョウザや(7)五目ギョウザを食べながら息子にこのような話しをすると、嘘だと笑われてしまいました。そこで仕方なく私は「よく親の言うことを聞ける立派な耳の持ち主になれという意味だよ」と、自分なりの解釈を付け加えました。
このほか、天津でも、餃子を食べる慣わしがあり、特に(8)かぼちゃの餃子を食べるとのことです。この時期のかぼちゃは、夏に買って貯蔵しておいたもので、糖分がたまって甘く、食べるときはお酢や(9)ニンニクのたれをつけると、おいしさが(10)格別だそうです。秋の収穫が終わり、(11)越冬のために貯蔵を始めるこの時期、中国人は最もおいしいものとする餃子を食べることにしています。
また、水や地面が凍り始める立冬の天気からその年の冬の気候も予測できるそうです。例えば、立冬の日が晴れだったら、寒さが厳しく、曇りだったら(12)暖冬になるというわけです。北京では今年、この日が、晴れだったので、冬は厳しい寒さに見舞われるでしょうか。今の所は、まだ(13)想像が付きません。
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