元旦が過ぎ、旧暦のお正月・春節が近づいています。ここ数年、中国も新暦の(1)元旦を重んじるようになったようで、特に(2)メディアは年末年始に、外国のように(3)一年を締めくくる番組を放送しています。日本語部も新年番組制作で、(4)猫の手を借りたいほどの忙しさでした。でも、それは仕事のためで、お祭りを祝おうという気持ちにはなれません。中国人にとって、気分的な新年はやはり旧暦のお正月だなと思いました。
水仙の花の球根を生かし、スーパーでコカコーラ、スプライト、ビール、お酒が山積になり、数十個の饅頭を入れているお下げを持つ主婦、四、五人がそれぞれ大きなトランクを持ってバス停に向かう姿、列車のチケット入手の難しさ、旅行計画、爆竹が並べてある店頭など、春節前ならではの風景です。放送局では、今から春節休暇の7日間の出勤表を作り始めています。毎年、春節期間中の出勤者の決め方に悩む担当者の姿は、今年も変わらないです。50代の人たちは、「親は高年なので、せっかくの休みに、一緒に居て上げなくては」、地方からのスタッフは「ふるさとのおいしい食べ物を食べたい、ゆっくりしたい」、結婚した人は「去年(5)実家に帰ったから、今年は主人と(6)姑の家に行かなくては」と、それぞれ希望があるようです。毎年、この時期になると、皆さんは仕事を第二位に考え、家族団らんを大切にする傾向が強いです。
元旦と春節は中国人にとっては、役割分担があるようです。元旦は仕事上の締めくくり、春節は(7)お祭り騒ぎと見分けて考えていると言えるかもしれません。社会人にとって、春節こそ一年間たまってきたストレスを(8)解消するいい時期でしょう。
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