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爆竹解禁への思い
   2006-04-23 10:27:36    cri

 (1)春節の大型連休が終わり、仕事が始まっています。でも、休み呆けで、気持ちはまだ正月のままです。今年の春節でもっとも話題になったのは(2)花火や爆竹が13年ぶり(3)解禁されたことです。春節休みが明けると、「やはり爆竹や花火がなくては春節の雰囲気がしない」という、感嘆の声をよく耳にしました。北京市内の住民にとって、これは13年ぶりの爆竹のにぎやかさでした。

 当初禁止理由については、安全性が一番でした。目や手足などが大怪我をして、家族団欒の楽しさが一瞬にして悲劇になったケースが多かったことや、爆竹の運送時の爆発でバスや電車の乗客が被害を受ける大惨事がよく発生したことなどがあげられます。毎年、その安全に注意を呼びかけたにも関わらず、生産から販売までの規制不足や、利益に走る人が絶たなかったためです。

 私のふるさと丹東でも春節が終わると、(4)列車爆発事故の写真展が(5)駅前で開催され、その悲惨な様子に心を痛めました。毎年全国各地でこのような惨事が繰り返されていました。北京は首都としてその安全が何よりという意味で、13年前に市内での爆竹禁止に踏み切ったのです。

 実はそれ以来解禁についての北京市政府と市民の討論に注目が集まりました。今年の解禁も(6)インターネットなどで(7)意見募集などを経て、人民代表大会で可決され、その変わり、爆竹の種類、(8)品質、(9)販売、(10)配達線路、(11)鳴らす時間などについて詳しい規制が出されました。その実現には外国のいい経験が生かされたと思います。爆竹を取り扱う店は事前に登録したり、第5環状線の内側では鳴らす場所や時間が制限されていました。これによって効果を収め、以前のような大惨事には至らなかったのようです。それには北京市政府の(12)柔軟性のある決定で、(13)相乗効果があったのではないかと、今になって感じています。

 爆竹解禁による満足感はもちろん、市民と一緒に相談して問題を解決する政府の(14)オープンな姿勢で対応したことに(15)喜びを感じている私です。

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