番組についてお知らせします。4月1日から北京放送の番組は全般的に改編されます。中国語講座「北京てくてく」の放送時間は、4月3日から日本時間の19:50分に変更されています。そして4月13日が最終回です。4月17日からは、「北京ワクワク」という新しい内容になります。それに関する内容は番組の終わりで紹介します。
さて、中国の(1)伝統的な祭り・(2)「清明節」は4月5日ですが、その日が近づくに連れて、草色をした団子・「青団」の食べごろになりました。放送局の近くにある(3)老舗の店頭では、今、(4)赤ちゃんのこぶしの大きさの(5)「青団」が並んでいます。中国ではお菓子としては珍しい草色と、つやがあることでお客さんを引き付けています。南方で取った山菜を絞りだした汁ともち米で作られました。餡が入れられており、食べると口の中では、(6)かすかな(7)山菜の(8)香りがします。店員さんは「その山菜はわざわざ南から取り寄せられたので、この団子は100%の(9)天然食品ですよ」と紹介してくれ、4月5日までの10日間は食べごろで、それ以降は作らなくなるよと勧めてくれました。というのは、このとき以外山菜からは美味しい汁が出なくなるからだそうです。日本の草団子を思い出させるので、私は去年から食べ始めています。実は、これは南方の習慣で、清明節の期間中、(10)お墓参りをするときのお供え物として使われたそうです。
さわやかな空気の中で、山菜のかすかな香りのする「青団」を食べるのは、この季節ならではの楽しみではないでしょうか。
お知らせです。中国語講座は4月17日から「北京ワクワク」として衣替えします。テキストは日本の東方通信社から出版されます。購読については(03)3518ー8844へお問い合わせください。
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