このごろの北京の昼間の気温は、10度前後になっているが、東北部の瀋陽、長春、(1)ハルビンではすでに零下10度ぐらいに下がっています。皆さんの所はいかがでしょうか。
さて、冬に入った感じの中、先週、日本語部は一泊二日の温泉旅行へ行ってきました。放送局から車で南へ2時間ぐらいの河北省の小さな町「覇州」です。
ここ数年、北京の周辺には、(2)温泉を持った観光地が増えているので、去年と今年2年連続で、日本語部は温泉旅行に出かけました。これらの新しく開発された温泉は、日本の皆さんの温泉の(3)感覚と全く違うかもしれません。燕山山脈があることで、北京周辺の地熱が豊かだそうです。それゆえ、この周辺の土地で、地下3千メートルぐらいの深さまでボーリングすると温泉が出てきます。今度行ってきたのはこのような温泉で、「茗湯温泉」と言います。室内と屋外二つの部分からなっており、各種の(4)薬草の名前で35個ぐらいの温泉に分けられています。風邪を治す「葛の湯」や、炎症を治し、むくみを消す「菊の花の湯」、更に、頭をすっきりさせてくれる「木の湯」、冷え症が緩和される「しょうが湯」、疲れを取る「お茶の湯」などいろいろです。温泉には、(5)定年退職をした人も団体でやってきます。(6)池のような温泉がたくさんあるので、それぞれ(7)自分の好みのところを選んで入りました。(8)炎症を治してくれる「塩の湯」、(9)腎臓にいい「長寿の湯」、それから「お酒の湯」などは年配者たち、睡眠がよく取ってくれる「花の香りの池」、(10)血のめぐりをよくし、痛さを和らげる「よもぎの湯」などは若者に人気があるようです。美貌になれるという「楊貴妃の湯」、花びらが漂う「花びらの湯」には、女性たちが多かったようです。私は、健康はなによりと思いながら、体調を調節してくれる「十全栄養の湯」のほか、「お酒の湯」、「香りの湯」、「塩の湯」、「花びらの湯」などを、夕日を楽しみながら入りました。また、温泉から月見をするのも(11)初体験でした。温泉帰りの今は、十分(12)リフレッシュできた感じで、気分がいいです。
この地熱を利用した温泉は質から言えば、日本の温泉と(13)比べにならないものだが、中国人にとってはいろいろな薬草の湯があることが一大の魅力になっているかもしれません。
|