バンコク国際空港が反政府市民団体に占拠されたため、中国国際航空、タイ国際航空、エジプト航空などバンコクを離発着する国際便が欠航や遅延となり、数千人もの中国人観光客がバンコク国際空港に足止めされています。中国国際航空によると、中国・タイ間の航空便がすでに運行を停止し、タイ国内に残っていた航空機もすべてタイを離れました。広報担当の朱梅さんは、タイの国内情勢に関心を寄せており、空港の閉鎖状態が解かれれば、すぐに運行を再開すると明らかにしました。朱梅さんはまた、「今把握している情報によると、バンコク国際空港が依然として閉鎖されており、再開のめども立っていない。旅行客の安全確保を前提に、できるだけ早く運行再開を図る。準備はすでに整っている」と述べました。
バンコク国際空港に足止めされた中国人旅行客のうち、中国本土からが1000人余り、香港からが500人余り、マカオからがおよそ20人、台湾からが1200人余りとなっています。タイ駐在中国大使館はバンコク国際空港と交渉して、これらの観光客をバンコク市内のホテルに宿泊させることにしました。中国国際旅行会社市場開発部の黄果岳さんによると、この旅行会社のツアーに参加してバンコクに足止めされた旅行客が6人いますが、宿泊先と食事については問題がないとのことです。
黄果岳さんはこれについて、「中国国際旅行会社はタイのツアーをすべて中止した。タイの国内情勢に注意しつつ、関係機関と密接に連絡を取っている。必要な場合、航空会社と協力して、この6人の旅行客を帰国させる」と述べました。
中国国際航空も、バンコク空港がいつ再開されるかまだ分からないため、中国国際航空の航空券を持っていて、空港に足止めされた旅行客に宿泊先と食事の手配をしました。空港が再開すれば、すぐにこれらの旅行客を中国国内に向かわせると明らかにしました。
これについて、広報担当の朱梅さんは、「航空券を購入しバンコクに足止めされた旅行客を、現地の支店の支配で市内のホテルにしてもらった。また現地の中国大使館と連絡して、これらの旅行客と連絡を保ちながら、空港へは行かずホテルで待機するようアドバイスした。旅行客の安全確保に全力を尽くす。空港が再開すれば、すぐにフライトも再開する」と述べました。(翻訳:KH)
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