国連教育科学文化機構(UNESCO)は25日国際教育事情に関する報告を発表し、教育における著しい不均衡が存在することを指摘しました。
報告によれば、「教育の不均衡は主に先進国と発達途上国の間に存在する。現在、世界に7,500万人の学齢児童が就学出来ていないが、そのうちの1/3はアフリカのサハラ砂漠以南の地域に集中している。また、先進国では、1/3の若者が大学に進学できるが、アフリカサハラ砂漠以南の地域では、大学の進学率はわずか5%で、小学校教育を受けられる人も1/3に過ぎない」と指摘しています。
また、国家間のほか、性別、言語、種族、民族、都市と農村間にも不均衡が生じているということです。
このため、国連はアメリカや日本などの国々が発達途上国の教育に一層の支援を呼びかけると同時に、基礎教育に対する学費の免除や公共事業への投資、女子児童などに機会を与えるなどの対策を提案しています。(閣、安藤)
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