バレーボールの米国女子代表は25日、今年夏の北京五輪でチームを銀メダルに導いた中国の郎平監督が契約を延長しないことを決めたと発表しました。
その理由について、郎平氏は「家族と過ごす時間を増やしたい。機会があれば国家代表チームより時間的に余裕のあるクラブチームに行きたい」と述べました。また、米国代表監督を務めた四年間を振り返って「中国とは文化もシステムも違っているので、私にとっては大きなチャレンジだった。でも、いろいろ学ぶことができ、非常に貴重な経験だったと思う」と語りました。(翻訳:鵬 チェック:末永)
郎平氏の略歴
1978年に中国女子代表入り。エースとして1981年ワールドカップ、82年世界選手権、84年ロサンゼルス五輪、85年ワールドカップなど多くの世界大会で金メダルを獲得し、その強力なスパイクで「鉄のハンマー」と呼ばれた。
1986年に現役引退、その後米国に留学。
1995年に中国女子代表監督に就任し、96年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得。
1999年、中国女子代表監督を退任後、イタリア・セリアAのクラブチームを引き受ける。
2005年、米国女子代表監督に就任。
|