第三回中国国際道路交通安全製品博覧会が25日、北京で開かれました。この博覧会では、中国地質大学に在学中の大学生が開発した中国初の指紋識別型酒気帯び運転防止システムが展示されました。
このシステムは、汗のアルコール濃度の測定装置、指紋識別装置、脈拍モニターの3つからなっています。運転手は、運転する前に中指を指紋識別装置のパネルに押し付け、指紋を登録する必要があります。このようにして、指紋と指についた汗のデータを収集するとともに、汗に含まれるアルコール濃度を規定数値と比較し、万が一規定数値を超えた場合はエンジンがかからない仕組みになっています。
規定数値以内の場合でも、運転手は再度指紋の登録をする必要があります。エンジンをかける前に採取した指紋と一致しない場合、自動車の運転をすることはできません。
ここ数年、中国では酒気帯び運転による交通事故が25万件以上発生し、その死者は5万人に達しています。(翻訳:KH、チェック:末永)
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