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中国外交の30年を振り返る
   2008-11-24 15:56:12    cri

















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 1978年、中国共産党は歴史上非常に大きな意義ある全国代表会議を開きました。この会議によって、中国の改革開放政策が生まれました。これまでの30年、改革開放政策は外交面に大きな変化をもたらしました。中国外交も斬新な歴史を歩み始めました。

 改革開放30年来、国際外交活動における中国の地位がますます重要になってきました。世界各国との友好協力関係も発展してきました。これについて、中国外交学院の鄭啓栄副院長は、次のように述べました。

 「改革開放30年では、中国の独立と自主的な平和外交政策が絶えず改善され、大きな成果を収めてきた。この30年で外交面で得た成果は、新中国の初代の指導者の外交理念の継承と発展だ。また、変わりつつある国際情勢と時代の特徴によって、調整を行い今日の中国外交の良い局面が生まれた」

 新中国ができた当時、アジア、アフリカとラテンアメリカの多くの国の支持を得て、中国は、1971年国連での議席を取り戻しましたが、まだアメリカを始めとする西側主導の国際体系には入っていませんでした。

 1970年代末から80年代初頭にかけて、アメリカと旧ソ連の世界制覇の闘争が均衡状態に入りました。西ヨーロッパと日本が立ち上がり、発展途上国の国力も強くなってきて、世界の多極化という特徴が現れました。当時中国指導者のトウ小平氏は、外交は経済発展、中国の近代化をサポートすべきだとの見方を出しました。

 1978年の改革開放によって、中国の外交は「闘争型外交」から「独立自主的平和外交」に変わりました。この時期の特徴といえばイデオロギーや社会制度の違いによって外国との関係の親疎を定めないということです。

 1979年、中国とアメリカが国交を樹立しました。10年後の1989年5月、旧ソ連のゴルバチョフ大統領は、中国を訪問しトウ小平氏と会談を行いました。この会談によって、両国の国交正常化が実現しました。これは、中国外交が対外に開放し、実務的に変わる新しいスタートとなりました。これについて、中国社会科学院世界経済と政治研究所の王逸舟副所長は、次のように述べました。

 「トウ小平氏の指示がなければ、中国国内の改革も始まらなかった。トウ小平氏の世界大戦を避けられるという判断によって、国内の政策が平和、発展という方針に変わった。このため、トウ小平氏の判断が中国の外交政策における一里塚である」

 1990年代、世界情勢が古い体制から新しい体制へ変わりつつある時期、江沢民氏をはじめとする中国の第三世代の指導者らは、世界各国との友好関係の構築に取り組んでおり、世界各国とともに国際政治と経済の新秩序の確立を進めました。中国の国際地位がさらに上がりました。

 1990年代に入って、中国の外交に多元化主義という特徴が現れました。中国は積極的に国際義務を履行しました。国際社会は、重要な国際問題に中国の参加が不可欠だというように意識し始めました。

 21世紀に入って、中国は外交分野で、「調和世界」の理念を打ち出しました。

 この理念のもとで、中国は大国との関係を強化するほか、地域協力組織という土台で周辺国との間に平和的な環境を作り、誠意のある協力と互恵共栄を基礎に発展途上国との関係を発展させています。2006年に行われた「中国とアフリカ協力フォーラム」の北京サミットはこの事例の一つです。(担当:任春生)

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