ギリシャ外務省報道官は17日、国名論争で国際司法裁判所に提訴した隣国のマケドニアを批判しました。
報道官は「ギリシャは国名問題でNATOへのマケドニアの加盟に反対している。そのため、マケドニアはハーグの国際司法裁判所に提訴した。しかし、これは両国間の相互信頼と善隣友好の原則に背いた。マケドニアは安保理決議に基づいた国名問題の解決で誠意はない」と指摘しました。
1991年、マケドニアは旧ユーゴスラビアから独立し、憲法上の正式国名を「マケドニア共和国」と定めましたが、隣国のギリシャ領内には「マケドニア州」があり、憲法国名をめぐって両国間の論争が激化してきました。
1993年、マケドニアは「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」を国名として国連に加盟しました。
今年4月に開かれたNATOサミットで国名問題をめぐり、ギリシャはマケドニアのNATOへの正式加盟に反対しました。(ジョウ)
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