清華大学経済管理学院の遅巍教授と黎波教授がこのほど第一回マッキンゼー中国経済学賞を受賞しました。これは両氏が共同で執筆した中国都市部における労働力市場の性別収入差問題に関する論文が評価されたものです。
13日北京で行われた授賞式で、アメリカのオバマ次期大統領の経済顧問を務めているカリフォルニア州大学バークレー校のローラ・タイソン教授から両教授に賞が贈られました。
両氏による『ガラス天井かネバネバした床かーー中国都市部男女性別収入格差調査(1987ー2004年)』と題した論文で、この20年間で、中国の都市部で労働力の性別収入格差は急速に拡大し、特に低所得層で著しいと指摘し、学歴や職歴といった要素よりも性差別が男女の所得格差を決める要因となったということを示しています。(翻訳:周莉 チェック:安藤)
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