中国外務省の何亜非外務次官が6日北京で、中国側が積極的な姿勢で、20カ国の指導者が出席する金融危機への対応を協議する緊急首脳会議に参加し、現在の金融危機に対応するため国際社会と共に努力していきたい考えを示しました。
6日北京で行われた記者会見で、何亜非外務次官が胡錦涛国家主席が今月中旬、この緊急首脳会議に出席することについて、記者の質問に答えました。
その中で、何亜非外務次官は「胡錦涛国家主席は緊急首脳会議とAPEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に参加するほか、コスタリカなど4カ国を歴訪することになる」と述べました。
また、今回の緊急首脳会議について中国側の立場について、何亜非次官は「効果的な措置を講じて、市場と民衆の自信を回復し、世界経済の後退を食い止めることが、今回の緊急会議の急務である。各方面が十分に話し合った上で、国際金融システムに対する全面的な改革を行い、公平、公正、包容、秩序のある国際経済システムの確立を促すべきだ。同時に、金融危機が発展途上国にもたらした影響を重視しなければならない」と語りました。
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