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ロシア大統領、年次教書を発表 
   2008-11-06 16:27:24    cri














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 ロシアのメドベージェフ大統領は5日、連邦議会の両院に向けて年次教書演説を行いました。メドベージェフ大統領にとっては就任後初の年次教書であり、ロシア元首が発表した年次教書としては通算5回目となります。ロシアは今年、グルジアと衝突し、西側諸国との関係が日増しに冷え込んでいるだけではなく、国際金融情勢も揺れ動いています。こうした背景の下で発表された今回の年次教書は特に注目されています。

 ロシア連邦憲法の規定に基づいて、大統領は毎年、連邦議会に向けて国内情勢や内外政策の基本方針に関する教書を発表します。この演説は毎年クレムリン大会宮殿で行われますが、今年はこの伝統を改め、大統領が就任式を行う「ゲオルギーの間」で行われました。今回の演説はプーチン首相やミノロフ上院議長、グリズロフ下院議長ら800人余りの代表が聴取しました。

 この教書には今回の金融危機やロシアとグルジアの衝突後の国際情勢も重点として取り上げられています。

 当面の金融危機について、メドベージェフ大統領は教書の中で、「現行の国際政治や経済システムに対する根本的な改革を行わなければならない。一連の法律法規を通じて、ロシアで国際金融センターを建設する計画だ。また、石油や天然ガスの貿易では出来るだけ早くルーブル建て決算を実現させるべきだ。ロシアは国際金融危機による影響を乗り越え、いっそう強大になるだろう」と述べました。

 今年8月に発生したロシアとグルジアの衝突については、アメリカとNATO・北大西洋条約機構がコソボと南オセチアの問題で「ダブル・スタンダード(二重基準)」を実施していることや、東方拡大を節度なく行っていること、東ヨーロッパでのミサイルシステムの配備を行っていることを非難しました。メドベージェフ大統領は、「具体的かつ、総合的な措置を講じて、世界の安全を強化すると共に、国際関係の法律基盤を強化していくべきだ。また、多中心型の国際関係システムを構築するべきだ。世界は一つの国によって支配されてはならない。新しい安全システムを確立するときがすでにきている。安全分野において、ヨーロッパと突っ込んだ対話を行うつもりだ」と述べました。

 また、ロシアとアメリカの関係については、アメリカの新しい大統領がロシアとの関係を強化するよう希望しました。

 さらに、メドベージェフ大統領は腐敗取締り問題にも触れ、「腐敗は国家にとって最大の敵だ。厳格な財産監察制度などを含む防止策を講じて、腐敗取締り活動を真剣に行わなければならない」と述べ、さらに、大統領の任期をこれまでの4年から6年に、下院の任期を4年から5年に延長することを提案すると共に、下院の政府に対する監督権限の強化を提案しました。

 90分間にわたった教書演説では、国家の法制建設、軍隊の建設、連邦政府と地方の関係、文化教育衛生および社会福祉などについての見解が述べられました。

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