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大陸と台湾、直行便や郵便取り扱いなど4つの協定に調印
   2008-11-04 21:09:41    cri

 大陸の海峡両岸関係協会の陳雲林会長と台湾の海峡交流基金会の江丙坤会長は4日午後台北で、両地域の航空輸送や海上輸送、郵便及び食品安全の問題に関する4つの協定に調印しました。これにより、海峡両岸の郵便、ビジネスと海上輸送の往来が可能になるという「3通」目標が実現し、両地域間の人的往来や貨物輸送及び貿易がより便利になります。

 陳雲林会長と江丙坤会長は4日午前、台北の園山ホテルで2回目の会談を行いました。双方は、海峡両岸の航空輸送や海上輸送、郵便及び食品安全の問題を解決することで合意しました。まず、海峡両岸を直接結ぶ航路を開設し、海上での旅客と貨物輸送の直接航行を実現させます。また、新しい直行便と貨物チャーター便を増加するほか、これまで週末のみだった旅客チャーター便を平日にも就航することを決めました。海峡両岸の手紙や小包、EMSなどの郵便物の取り扱いを始め、郵政面での協力を強化します。両地域の食品貿易に関する食品安全情報を交換し、海峡両岸の食品安全協力システムを構築することで一致しました。

 海峡両岸関係協会の陳雲林会長は、「海峡両岸の同胞たちが30年間も待ち望んでいたことがついに実現した。これは、両地域の人的往来と経済協力により便利なルートを提供することにつながる。両岸の人々に利益をもたらし、両岸関係の今後の発展にもプラスとなるだろう」と述べました。

 協定により、海峡両岸のチャーター便が正常化され、新しい航路も増えました。大陸では、これまでの北京と上海、南京と広州、そしてアモイの5つの航路のほか、新たに瀋陽、大連、天津、青島、海口など16カ所への航路が増えました。チャーター便の便数において、双方は、現在の週に36便を108便に増やすことで合意しました。

 海峡両岸関係協会の鄭立中副会長は、「台北から上海までを例にすれば、もともとは香港を経由しなければならないため、2時間45分もかかる。現在協議中の航路は、台湾・上海間の飛行時間を1時間15分短縮して、1時間半以内に抑えることになる。これは、大陸と台湾を往来する住民にとって、時間と費用が節約できるばかりでなく、航空会社にとっても大幅なコスト削減につながる。この一項目だけでも、年間、20億ドルの節約が見込まれる」と語りました。

 また、海峡交流基金会の江丙坤会長は、「四項目への調印は、両岸の経済貿易関係の正常化における重要な流れで、今後、両岸の旅客や、貨物を含め、郵便物の取り扱いが一層便利になる。今年6月、海峡両岸関係協会と海峡交流基金会は通常連絡と双方向交流を再開し、大陸住民の台湾観光や週末のチャーター便運行の実現を促した。二つの会が、相互交流する制度を設立したことは、大陸と台湾の意見交換、理解の増進、相互信頼を深めることに役立った」と話し、さらに「将来、海峡両岸関係協会と台湾の海峡交流基金会の往来が常に行われることになり、多くの民衆の利益にかかわる問題が解決され、その効果がすぐに生じてくることを信じています。両岸の長期的で安定的な関係の構築にも積極的な意義をもたらすことでしょう。」

 情報筋によりますと、海峡両岸関係協会と海峡交流基金会の3回目の話し合いは、犯罪の共同取締り、大陸と台湾の金融取引や投資保証協議の調印などをテーマに、来年開催される予定です。(Yan)

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