中国中央歌劇院は26日、エジプトの首都カイロで歌劇「トゥーランドット」を上演しました。これはカイロ歌劇院が7月に北京で歌劇「アイーダ」を上演したことに対する答礼訪問です。この二つの歌劇はイタリアの歌劇で、それぞれ中国とエジプトの物語を描いています。
これは中国の芸術家の初めてのエジプトでの西側歌劇の上演でした。厳かな紫禁城と宮殿、中国の民間音楽「マツリカ」の滑らかのメロディー。中国の情緒に満ちた恋物語「トゥーランドット」がカイロ劇場で上演されています。女王のトゥーランドット姫は復讐するため非常に残酷になり、多くの求婚者の外国の王子を殺しました。しかし、ダッタンのカラフ王子は智恵と愛でトゥーランドット姫の冷たい心を溶かし、二人が一緒になったことを描いています。
この拍手は中国版「トゥーランドット」に対する賞賛を表しています。一人のエジプトの観客は「この上演を見て、私は中国に来たような感じで、中国の紫禁城や古代の服飾を見ることができ、中国俳優の美しい歌声を聴くこともできた。私は中国という古い文明の国に憧れている」と語りました。
歌劇「アイーダ」の女役を演じたエジプトの俳優イマンさんは「私は中国芸術家の高いレベルの公演を見ることができて非常にうれしく思っている。テノールにしても、ソプラノにしても素晴らしかった。中国の歌劇はすでに世界の舞台に登った」と語りました。
今年の7月、カイロ歌劇院の300人の俳優は北京で「アイーダ」という歌劇を上演しました。中国の観客はエジプトの風情に満ちたこの歌劇を高く賞賛しました。「トゥーランドット」の主役の一人である中国のソプラノ歌手馬梅さんは
「私はローマなどで西側の芸術家による『アイーダ』の演出を見たことがある。北京でカイロ歌劇院の演出はそれと違っている。エジプトの芸術とエジプト民族の特徴を示した。この公演を見て、心はこの国の歴史に近づいた」と話しました。
「トゥーランドット」と「アイーダ」はそれぞれ、中国とエジプトの二人の姫の異なる恋物語を描いています。これについて中国中央歌劇院の兪峰指揮者は「この二つの歌劇は共通の点がある」と述べました。
「まず、作曲家は西側以外の音楽理念を探求している。この二つの作品はそれぞれアラビアと東方の特徴を持っている。そして、大作で、中国中央歌劇院は北京でこの二つの歌劇を上演した際、俳優は数千人に達し、観客は数万人に上った」(翻訳:トウエンカ)
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