米州開発銀行は23日、中国が48番目の加盟国となったことを明らかにしました。
現地時間で23日午前、米州開発銀行のモレノ会長がワシントンで開かれた記者会見で、「中国が加盟したことは、ラテンアメリカとカリブ海地域の経済発展の助けとなる。また、ラテンアメリカとカリブ海地域が抱える問題を解決するための助けとなる」と述べました。
在アメリカ中国大使の周文重氏は、「これは一種のウィン・ウィンの関係となる決定だ。米州開発銀行が、ラテンアメリカとカリブ海地域の貧困の削減や、発展を促進することを中国は高く評価し、これにより相互利益と共同発展を実現したい」と語りました。
この合意によりますと、中国は米州開発銀行に対し、3.5億円の資金を供出してこの銀行の0.004%の株式を取得し、執行理事会の代表権を確保しました。中国は東アジア経済圏において、日本と韓国についで、三番目の加盟国となりました。 (安藤)
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