中国国家発展改革委員会の解振華副主任は23日、北京で、中国など新興国の二酸化炭素排出量が急速に増加しているという批判に反論しました。
この日に行われた中国・デンマーク気候変動ハイレベルフォーラムでは、解振華副主任は「この問題に対して、歴史の流れの中で客観的かつ公正的に見るべきである。総量だけでなく一人当たりの排出量を、現在だけでなく歴史を、生産だけでなく消費を、そして数字だけでなく発展の段階を見るべきだ。現在、中国の一人当たりの炭素排出量は先進国の平均レベルの三分の一にも達しておらず、一人当たりの過去の累計量から見ればさらに低い。責任感を持つ国として、中国は貧困撲滅、民生の改善、経済発展を図ると共に、温室効果ガスの排出量の増加を抑えることにも力を入れている」と述べました。
解振華副主任は「ここ数年来、中国はさらに気候変動対応に力を入れている。去年、気候変動対応の国家指導グループを設立したり、気候変動対応に関する国家プランを制定したりした。今年上半期、中国の単位GDPのエネルギー消費は去年同期より2.9%下がっており、今年は4%以上下がる見込みだ」と語りました。
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