世界銀行のチーフエコノミストでもある林毅夫上級副総裁は11日記者会見し、「中国も当面の金融危機による打撃を受けたが、中国が円滑に対応できる三つのプラスの要素がある」と強調しました。
その上で、林毅夫氏はこの三つの要素として、膨大な外貨備蓄に、ファイアウォールの役割を果たす資本に対する管理と規制、さらに、過去4年連続して黒字財政を実現した安定した通貨政策を挙げました。
林毅夫氏は「こうした良好な基礎があるため、中国は内需を刺激することで、経済発展を促すことができる。内需刺激では、農村への資金投入を増やし、産業の高度化を実現し、教育・医療への支出を拡大することが可能だ」と述べ、中国経済の将来性に自信を示しました。(Yan)
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