ぺルーのガルシア大統領は10日、閣僚会議主席でもあるデルカスティジョ首相が提出した全閣僚の辞表を受理しました。
デルカスティジョ首相は、「大統領はすでに、閣僚全員の辞意を受け入れ、今後数日のうちに内閣改造を行う」と述べたうえで、「内閣総辞職は『石油問題』によるものではない。閣僚の潔白を確認するために、政府はいち早く調査を行ってほしい」と強調しました。
今月5日、ペルーのメディアはいくつかの通話記録を公開し、「油田の入札の際、ペルーの石油会社の幹部と与党のアメリカ革命人民同盟(APRA)の実権を握る人物が結託して、裏工作を行った」と暴露したことから、「石油問題」にからむスキャンダルが起き、石油会社の総裁やエネルギー相、鉱産相の辞任を招いたということです。(翻訳:玉華)
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