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中国、いかに高齢化社会に対応するか
   2008-10-07 18:10:03    cri














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 10月7日は、中国の伝統的な祝日「重陽節」であると同時に、中国の「敬老の日」でもあります。この日、全国各地で、高齢者に敬意を表すためのイベントが行われました。中国は、すでに高齢化社会に入っており、発展途中の中国にとっては高齢人口の増加にいかに対応するのかが、厳しい課題となっています。政府は、高齢者が安心して生活できるよう、積極的に努めています。

 「重陽節」は千年以上の歴史がある伝統的な祝日です。この日、登山(とざん)したり、菊を鑑賞したりする風習があります。1989年、中国政府は、「重陽節」を「敬老の日」に決定しました。これにより、「重陽節」は、高齢者に敬意を表すための祝日となりました。

 7日午前、敬老の儀式が、北京の孔廟で行われました。

 司会者の指揮で、出席者は高齢者たちに対し、お茶やケーキを勧めました。

 イベントの組織者の一人、申自強さんは、「孝行は、中華文化で最も基本的な美徳だ。今回のイベントを行った目的は、家庭だけでなく社会全体で高齢者を敬(うやま)うよう、呼びかけるためだ」と語りました。

 北京だけでなく、全国各地でも様々な敬老イベントが行われました。江蘇省梅安県では、現地政府が100歳以上の高齢者130人に花束や慰問金を送呈しました。四川省大地震被災区の福祉施設でも、文芸イベントが行われたり、プレゼントが配布されたりしました。

 国連の基準によりますと、発展途上国において60歳以上の人口の比率が10%を超えると、高齢化社会に入っていると言えます。1990年代の末ごろ、中国はすでに高齢化社会に入っており、2010年までには60歳以上の人口が全人口の13%を占める見込みです。

 中国人の伝統的な考え方では、高齢者は家族と一緒に晩年を過ごすべきとされています。しかし、子供たちは仕事で忙しく、高齢者を世話できなくなりがちです。この課題を解決するために、一部の団地では、家族の代わりに介護を引き受けるサービスセンターを設けています。

 北京市西城区の月壇団地でも、2005年に、このようなサービスセンターを設けました。センターの責任者、趙瑛琦さんは、「このサービスセンターは、昼間の介護や、食事の支度などを通して、利便性を提供している。また、趣味の講座を設け、書道や絵画(かいが)などを楽しんでもらい、老後の生活を豊かにしてもらえるよう努力している」と述べました。

 また、中国では、政府の援助や募金などを通して、福祉施設を整備しています。さらに、政府は、保険・医療制度、娯楽施設の整備のため、資金投入を増やしています。

 中国政府が発布した高齢者事業援助計画によりますと、政府や社会、家庭の資源を統合して、広範囲かつ持続発展が可能な高齢化社会保障システムを作り、高齢者事業と社会のバランスよい発展を推し進めていくということです。(翻訳:李軼豪)

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