北京地下鉄の建設者側によると、地下鉄4号線の駅の内装プランがすでに確定した。全線の基調カラーはグレーで、重点駅とされる7駅の内装は地域文化の歴史を表したものとなる計画だ。そのうち円明園駅の内装は厳しい近代史がテーマとなり、構内の柱には破壊の跡がデザインされる。「新京報」が伝えた。
北京市軌道交通建設管理有限公司規劃部の陳曦部長によると、地下鉄4号線の24駅はそれぞれの所在地に応じて「標準駅」「特色駅」などの種類に分けられる。基調カラーはライトグレーで、各駅に備え付けられる芸術品の数は10号線よりも多くなる。設計部門は今後、中国壁画学会と協力していく方針で、デザインと創作は有名芸術家によってなされる予定だ。
北京を代表する地点に位置する円明園駅・国家図書館駅・動物園駅などの7駅は重点駅とされ、地域文化の歴史を表現した内装が施される。各駅に施される内装は次の通り。
円明園駅:復元された円明園のレリーフが施され、プラットホームの柱には破壊の跡がデザインされる。中国の厳しい近代史がテーマとなる。
西苑駅:頤和園の近くに位置する同駅の構内には「古典画廊」が設けられる。頤和園の風景を同駅を利用する来園者に前もって体験してもらうコンセプトだ。
国家図書館駅:国家図書館の代表的なコレクションである「永楽大典」「四庫全書」「趙城金蔵」「敦煌文献」のイメージがプラットホームのデザインに盛り込まれる。
動物園駅:生き生きとした軽快なスタイルと漫画風のタッチが特徴となる。動物園に通じる側には、動物たちが動物園方向にかけていく壁画が施される。天文館に通じる側には、天体の壁画が施され、来館者の道案内となる。
西単駅:北京の昔をテーマとしたデザインが施される。
宣武門駅:歴史がテーマのデザインとなる。
平安里駅:国家京劇院に近い同駅では、京劇の隈取をもとにした抽象画がプラットホームの柱に描かれる。(編集MA)
「人民網日本語版」
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