毎日新聞によりますと、儒学の祖・孔子生誕2559周年を祝う「孔子祭(釈奠(せきてん))」が27日、長崎市大浦町の孔子廟で行われました。約60人の華僑らが中国古式の式服を身に纏い、鮮やかな色彩が秋空に映え、観光客たちを楽しませたとのことです。
孔子廟は1893年、長崎に暮らしていた華僑が清朝政府(当時)と協力し「心のよりどころ」として創建されました。孔子祭は毎年、孔子の誕生日に合わせて行われています。
式典では、孔子の霊を本殿に迎え入れる儀式の後、豚、羊、牛を模した供物のほか、餅、五穀、魚や肉の塩漬けなど孔子の好物とされる27品が供えられたほか、中国風の獅子舞や龍踊も披露され、会場を盛り上げました。(2008-09-29)
|