ニューヨークのブルームバーグ市長は15日、「ニューヨークは、ウォール街の金融危機をうまく解決する能力を持っている」と述べると共に、この作業の困難さを認めました。
アメリカ証券大手「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻を申請したり、アメリカ三大投資銀行の一つである「メリルリンチ」がバンク・オブ・アメリカに買い付けられたりしました。それに関する記者会見で、ブルームバーグ市長は「リーマン・ブラザーズのニューヨークでの雇用者数は1万2000人で、全世界の雇用者数の半分ぐらいを占めている。これらの人を助けるために、経済の発展を保たなければならない」と強調しました。
同じ日、ニューヨーク州のデービッド・パターソン知事は、苦境に陥ったアメリカ最大の保険会社であるAIG(アメリカンインターナショナルグループ)が、その子会社の200億ドルの資産で自己援助を行うことを許可しました。
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