粒子の加速実験のため、欧州合同原子核研究機関(CERN)が建設した大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が10日、運転を始めました。地下100メートルの地点に円周27キロのトンネルが掘られ、その中に設置された加速器に陽子ビームを入射し、周回が始まりました。
順調なら10月中旬か下旬に衝突実験を行う予定です。
この加速器は、1990年代初めから10数年間かけて建設されたもので、宇宙の誕生や各種類の粒子に関する研究に大きく役立つとされています。
なお、加速器の建設には、中国を含む80カ国余りの研究者らおよそ7000人が参加したということです。(翻訳:鵬)
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