中国・上海市浦東新区陸家嘴地区の世界最高層(101階建/高さ492m)の超高層複合ビルプロジェクト「上海環球金融中心」(英文名称:Shanghai World Financial Center)がまもなくオープンします。
場所は浦東新区陸家嘴に位置しており、階数は101、高さ492メートル。実際に使用するフロアの高度と上階の天井の高さで世界一の高さを誇っています。着工は1993年、アジア通貨危機などの影響もあり、完成するまでに15年の歳月がかかりました。
28日、メディア向けの見学会と記者会見がこのビルで行われ、世界各国から約1000人ほどの記者が参加しました。森ビル株式会社の森稔社長と上海上海環球金融中心有限公司の森浩生董事長が記者会見に臨みました。
記者会見で、森社長は、「上海環球金融中心は『グローバルマグネット』というコンセプトのもと、従来型の国際金融センターの概念を超えて、ビジネスだけでなく文化、観光の拠点としての賑わいや魅力をも備えた、アジアを代表する新たな金融センターおよびメディアセンターの象徴」にすると語っています。
なお、6月からすでに一部のオフィスが入居を始めており、8月30日には、世界一の高さを誇る展望台が一般公開される予定です。
上海の経済発展の新たなシンボルの誕生に熱い注目が寄せられています。(Yan)
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