海外の報道機関は、中国選手が北京五輪で優勝したことを報道するとともに、運営面とサービス面も評価しています。
中国女子競泳の劉子歌選手らが4日、200mのバタフライでオーストラリアの選手を破り、金、銀メダルを獲得したことを受けて、オーストラリアの報道機関は賞賛の意を表しました。「オーストラリアン」ウェブ版は、劉子歌選手が初の国際大会で優勝したことを受けて、中国チームの実力を目の当たりにしたとしました。
パキスタンの報道機関は連日、密着取材を続けています。「ザ・ニューズ」「ザ・ネーション」などの有力紙は、五輪のコラムを特設して試合の進展状況を報道するとともに、中国の政治や経済の発展も高く評価しています。14日付けの「ザ・ニューズ」では、「五輪が始まって数日が経つが、中国チームは不屈の精神で金メダルランキングのトップを独占している。中国のメディアも競い合って『スーパーメディア』の地位を手にしようとしている」としています。
パキスタンの通信社・APPは北京に記者団を派遣して、五輪報道に当たっています。パキスタンのスポーツ相はインタビューで、「北京五輪は生涯で最も重要な経験となった。中国政府や国民は、今回の五輪のために完璧な準備を行った。史上最高の五輪だ」としています。
エジプトの有力日刊紙「アルアハラム」は、ここ数日の論評で北京五輪に触れ、「北京五輪には中国が改革開放で収めた成果が凝縮されている」とした上で、「『一つの世界、一つの夢』というスローガンは、数千年続いた中国の儒教思想から来たものである。ここ数年、中国が打ち出している『調和の取れた発展』という理念も、この儒教思想に対する新しい解釈である。調和の理念は中国文化の包容力や生命力、継続性の表れである」としています。
ケニアで発行部数の最も多い新聞「ディリー・ネーション」は14日、スポーツ面の記事で、北京五輪の多言語サービスを取り上げて、「外国人のために行き届いたサービスを提供しており、北京を訪れているすべての外国人は快く感じている」と評価しています。
フィリピンの「マニラタイムズ」は、「五輪を政治と結びつけようとする声は、ここ数日聞かれなくなっている。中米の金メダル合戦が注目を集めている。五輪期間中、試合に注目するべきなのは言うまでもないことである。スポーツや友情こそ五輪開催の精髄である」としています。
ハンガリー最大の日刊紙「ネープサバチャーグ」は14日に発表した記事で、「これまでの6日間、1000万人あまりの人口を抱える北京市では、一人一人が五輪のために奉仕しているようだ。北京市民は全世界に、中国の偉大さや面白さをアピールしている」としています。(翻訳 朱丹陽)
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