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中国の水資源の持続発展、著しい成果を収める
   2008-08-14 16:20:56    cri














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 中国水利省の高官は13日、北京で、「中国では水資源が不足しており、その持続発展に力を入れている。その結果、現在利用効率などの面で著しい成果を収めている」と述べました。

 「人は多いが、水は少ない。水資源の分布が不均衡である」。これが中国をとりまく水資源の基本状況です。13日、中国水利省の胡四一次官は、北京で「わが国の水資源は決して少なくはなく、その総量は世界で第6位である。しかし、一人当たりの量になると、2200立方メートルと、非常に少ない。中国は、世界で最も水不足が深刻な20カ国の一つに入っている。中国北方地域の水資源量は全国のわずか19%だが、それに対して耕地面積は全体の40%、人口は全体の46%、GDPは全体の40%である。つまり、北方地域では圧倒的に水資源が不足している。さらに、4ヶ月の増雨期に降る雨の量は、年間降雨量の70%を占め、降る時期と降らない時期の差が激しいのも問題である」と述べました。

 現在、中国における水の供給量は全国で5795億立方メートルに達しています。この量は需要をほぼ満たしているものの、旱魃の年になると、およそ400億立方メートルの水が不足します。水不足は住民の暮らしと深く関わる問題になっています。これを解決するための主な手段に、水利プロジェクトがあります。現在、南方地域の水を北方地域に輸送するプロジェクトが実施されています。このプロジェクトは水資源を確保する上で大いに役立つと期待とされています。胡次官は「2010年までに、中国は水の供給量を年間400億立方メートル増加させる。これにより、北京、天津などの華北地区や西北地区の水不足や環境悪化の問題を緩和できるだろう」と述べました。

 水資源の保護は、水資源を利用する上での基礎となります。中国では工業化と都市化が加速しています。海外の経験からみると、こうした時期には、エネルギー資源の消耗量や汚染物の排出量が増えます。水資源が汚染されていることを受けて、中国は今年6月1日、「水汚染防止法」の改正法を実施しました。水利省水資源局の高尓坤局長は「一連の法律法規により整備をしていく。汚染物の排出量を削減することは、経済に一時的な影響を与える可能性がある。しかし、長期的に見れば、経済発展だけでなく、環境保護にも有利である。たとえば、太湖の周辺にある江蘇省やセッ江省、上海市などは、経済成長のスピードを緩めてでも環境保護や、汚染物排出量削減に取り組むとしている」と強調しました。

 このほか、水利部門が観測に力を入れたり、汚水処理施設の建設が進められたり、整備が進んでいます。

 中国の水資源開発は、これまでの過密利用から、人と自然が調和した利用へと転換しています。水源を保護する取り組みのほか、利用率も高まっています。「人口が多く、水が少ない」中国では、水資源の持続的な利用が求められています。水利省の胡次官は、中国が収めた成果について「2006年のGDP1万元当たりの水使用量は327立方メートルと、2000年に比べて41.8%減少している。また、全国の水使用量の増加率は1%にも満たない」と紹介しました。

(朱丹陽)

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v 中国、水資源の利用率向上を図る措置を取る 2006-05-29 16:38:36
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