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テロ取締りにおける印パ関係
   2008-08-04 13:34:14    cri














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 二日間にわたってスリランカのコロンボで開かれていた第15回SAARC ・南アジア地域協力連合首脳会議が3日閉幕しました。会議は、「コロンボ宣言」を採択し、最も力強い協力を行い、テロリズムや国際犯罪を取り締まるよう南アジア諸国に呼びかけました。しかし、SAARC の二つの重要な加盟国として、インドとパキスタンは連携して、テロリズムに対応することが出来るかどうかが注目されています。

 「コロンボ宣言」は「SAARC 加盟国の指導者は各分野における各加盟国の協力に満足の意を示すと共に、SAARCの各プロジェクトと体制を引き続き実施する。また、協力を強め、地域経済、社会、文化などの発展を促進し、地域住民の生活レベルを高め、地域の平和、安定、進歩のために寄与していくことに合意した。各加盟国の外相は閉幕式で、SAARC 開発基金を設立する協定、刑事司法協定、アフガニスタンがSAARC自由貿易区に加盟する協定及び、南アジア地域標準化組織を設立する協定に調印した」と述べました。

 地域経済の協力問題のほか、テロ撲滅の問題も会議の重点の一つでした。「コロンボ宣言」の中で、各国の首脳はあらゆる形のテロと暴力活動を非難し、テロが南アジア地域にもたらした重大な脅威を重視していることを示し、「テロ取締りに関する法体制を強化し、テロ反対に関する国際と地域の条約を実施していく」と表明しました。

 会議では、テロ反対について示したインドとパキスタン両国の指導者の態度が特に注目されていました。インドのシン首相はその講演で、「テロはすでに、南アジア地域の安全と社会の発展を脅かす主要な敵となっている。一部の加盟国はテロ取り締まりで多くの責任を負うべきだ」と強調しました。パキスタンのギラニ首相は、「パキスタンはテロの最大の被害国だ。パキスタンも地域的なテロ撲滅活動で大きな努力を払った」と述べた上で、各加盟国が偏見をなくし、テロ反対で連携して、勝利を勝ち取ろうと呼びかけました。

 印パ両国の首脳のこうした態度はこのほど、発生した一連のテロ活動に対するものです。7月7日、アフガニスタン駐在インド大使館前で、自爆テロが発生し、二人のインド外交官を含む50人が死亡しました。インド側はこの事件について、パキスタン情報部門とかかわっている証拠があると主張しています。しかし、パキスタンはこれを拒否しました。7月25日と26日、インドのバンガロールとアーメダバードで連続爆弾テロが発生し、50人が死亡し、約200人が負傷しました。その後、7月29日、インドの警察は西部の港町スラタニで18個の爆弾を発見するとともに、爆薬を搭載した2台の車を押収しました。この一連のテロ活動によって、インド国内は大きなパニック状態に陥りました。インドの政界とメディアはこれらのテロを習慣的にパキスタンの過激派によるものだと非難しました。しかし、一部のメディアはインド国内で発生したテロ事件の罪を全て隣国になすりつけるのは適切ではなく、問題の解決にも有利ではないとして、テロを徹底的に取り締まるにはインドが誠実な態度をもって、南アジア諸国と共に努力していくべきだと考えています。世論はまた、印パ関係は複雑な歴史と現実的な要因に関わる問題のため、両国関係の改善はすぐに無理だと見ています。

 (翻訳:董)

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