中国の習近平国家副主席は、29日、北京で、スーダン大統領の特使として中国を訪れたジャジ氏と会談し、「国際刑事裁判所がスーダンの指導者を起訴したことに注目している」という中国政府の立場を示しました。
この中で、習近平副主席は、「国際社会の急務は、『共同行動』をできるだけ速く実施することや、ダルフール地区の政治プロセスで実質的な進展を遂げることを促すことである」と述べた上で、関係国がアラブ連盟とアフリカ連合の立場を尊重して、慎重にことを進めるべきだとの考えを示しました。
さらに、習近平副主席は、「北京五輪の準備活動はすでに整った。国際社会の支持の元で、中国は、北京五輪を高いレベルで特色のあるスポーツイベントにする自信がある」と強調しました。
これに対してジャジ特使は、北京五輪の成功を期待した上で、「スーダンは国際刑事裁判所がスーダンの指導者を起訴したことに反対する」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
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