五輪が近づくにつれ活気づく北京。19日の夜、地壇公園では「『北京2008』五輪開催都市まつり」が開かれました。地元の東城区政府の呼びかけで、住民らが歌や踊りを披露し、公園の広場を賑わせました。
出演者の平均年齢は50歳を超えており、大多数は定年後に区の文化センターなどで歌や演技を習い始めたアマチュアでしたが、プロ並みの迫力で現場の観客を魅了しました。
「オリンピックがやって来た!」という踊りでは、赤と黄色に染められた扇子を巧みに扱い、聖火の炎を見事に演出。民族踊りなどほかの出し物でも五輪マスコットの福娃を小道具に使ったり、「フレーフレー五輪、フレーフレー北京!」と威勢のよい掛け声を出したりして五輪に対する期待を表しました。
また、このイベントに日本からは華僑の歌手、陳莉麗さんが出演し、自分で作詞・作曲した歌「オリンピック・イン・チャイナ」を披露しました。(陳莉麗さんのインタビューはこちらでご覧いただけます)
野外で行われた今回のお祭り、途中で雨がぱらつきましたが、観客の数は減らず最後まで盛り上がりを見せていました。観客の一人、李さんは、「五輪を前にして、北京の情熱を感じました」と感想を語りました。
こうした催しは、五輪開催期間中、市内26ヶ所で順次行われます。(文:黄恂恂)
|