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記念碑保存委員会の桝居祐三会長 |
藤沢市の海老根靖典市長が黙祷 |
日中平和友好条約締結30周年記念活動の一環として、神奈川県藤沢市で17日、中国の国歌を作曲した音楽家聶耳さんを追悼する「聶耳記念祭」が行われました。
藤沢市の海老根靖典市長をはじめ各界の代表50人あまりが記念活動に出席しました。主催者の聶耳記念碑保存会の桝居祐三会長は、「聶耳さんが立派な仕事を成し遂げたことを紹介すると同時に、日中の友好が子々孫々まで続いてほしいという気持ちが記念碑を通じて、みんなに広がることを期待しています」と語っています。
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中国作曲家聶耳の記念碑 |
国歌「義勇軍進行曲」の演奏 |
記念碑に花を捧げる人たち |
聶耳さんは1935年7月17日、日本滞在中に、藤沢市の鵠沼(くげぬま)海岸で水泳していて溺れ、23歳の若さでこの世を去りました。新中国が成立した1949年に、藤沢市民によって聶耳さんの記念碑を建てる運動が起こり、五年後に、初めての記念碑が建てられました。しかしその後、台風などによって記念碑が壊れてしまったため、1963年に聶耳記念碑保存会が発足し、記念碑再建運動を始め、神奈川県や藤沢市の協力を得て、記念碑とその周辺が整備されたものです。
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