北京質業協会が1日に発表したところによりますと、インフレを厳しく抑制するマクロ経済の下で、北京の質業界は急速に成長しました。今年の第一四半期、この業界の収益は去年同期より57.6%増え、18億7000万元に達したということです。

　北京質業協会の郭金山会長は「北京では1992年に2社の質店が開業して以来、この業界は急速に成長してきた。今年になって、北京市の質店は95社に上がり、その登録資本も1992年の約100万元から現在は10億元あまりに達した」と述べました。

　しかし、急速な発展の陰には、多くの市場リスクが隠れており、専門家は懸念を示しています。中国金融学会の秦池江副会長は「現在の緊縮経済政策は質業にとってチャンスだが、リスクもある。融資を求める中小企業のほか、株式市場や不動産への投資家は資金を得るために、動産や不動産を担保にしている。しかし、現在、不動産と株式市場は低迷している。これは、必ず質業に影響を与えるに違いない」と指摘しました。（翻訳：katsu）