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七宝焼きの引渡し式典 |
台北故宮博物院の尚傑梅責任者と大陸の張同禄さん |
中国大陸の七宝焼きの第一人者・張同禄氏の作品が、台北故宮博物院に収められることになり、1日北京で引渡し式典が行われました。中国大陸の現代工芸品が台北故宮博物院に収められるのは、これが初めてです。
引渡し式典は、北京の中国人民対外友好協会で行われ、台北故宮博物院の尚傑梅責任者、大陸の工芸美術協会の責任者や工芸家らが出席しました。作品は、四つの時計です。中国の伝統文化では、四は「四つの幸せが込められている」という縁起のいい数字です。作者の話によりますと、この作品では、「健康、商売繁盛、幸せな婚姻、仕事成功」という四つの意味が込められているということです。
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作品を手にした尚傑梅さんと張同禄さん |
収蔵される四つの時計 |
張同禄氏の作品を選んだ理由について、尚傑梅氏は「張巨匠の作品は、現在両岸において最高のものである。七宝焼きの最盛期・清王朝の作品より精緻で、すばらしいと思う。とても収蔵価値がある」と述べました。自分の作品が選ばれたことについて、張同禄氏は、「とてもうれしく思っている。私の作品が台湾の人たちに評価されたということは、中国の伝統的なものに対する感情は、中国人である以上、何時になっても、どこにいても共通しているということだ」と、感無量の表情でした。(文:朱丹陽)
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