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清華大学の調印式に臨んだ関係者 |
日本の朝日新聞社が中国の5つの大学を対象に、朝日新聞記事データベース「聞蔵2ビジュアル」を提供することになり、調印式が、6月30日、清華大学で行われました。
5つの大学は、それぞれ北京外国語大学、清華大学、北京大学、中国人民大学、北京師範大学です。そして、北京外国語大学に設置されている北京日本学研究センターも対象とされています。1日から、中国で日本語を学ぶ学生や日本語教師、日本を対象に研究に取り組む学者らは、1945年以降の朝日新聞記事、「週刊朝日」と「アエラ」の記事をインターネットで検索し、読むことができるようになりました。
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挨拶する朝日新聞社の粕谷卓志編集局長 |
感謝の言葉を述べる日本学研究センターの徐一平主任 |
朝日新聞社の粕谷卓志編集局長によりますと、2008年は中日平和友好条約締結30周年で、また、「中国青少年友好交流年」でもあります。この重要な年に、両国の理解を深めるため、朝日新聞社は、一年間の準備期間を経て、この事業を成功させました。また、外国で朝日新聞記事データベースにアクセスできるのは、欧米についで、中国はアジア初めての国だということです。
このデータベースの導入に当たる中国側の責任者・北京日本学研究センターの徐一平主任は、「今後、中国の学生や研究者などは、このデータベースを活用することを期待している」と述べました。(文・写真:任春生)
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